「無印良品」を展開する良品計画は6月30日、2022年8月期の見通しを下方修正した。修正後は営業利益が260億円(修正前は380億円)、経常利益が300億円(同405億円)、純利益が200億円(同270億円)。4月にも下方修正しており、これで2度目。輸送費の高止まりや円安が急激に進む中で、値引きの増加や衣服・雑貨の苦戦、さらには主力市場の中国がコロナの感染拡大でブレーキになった。売上高は修正せず、4700億円の見通し。同社は年初の決算会見で、堂前宣夫社長がコスト高騰の中でも「価格は維持したい」と語っており、今後は価格戦略にも注目が集まりそうだ。