コスメティックブランドの「シロ(SHIRO)」は、創業の地である北海道砂川市の活性化を目的に、市民と子どもたちが主役のまちづくり“みんなのすながわプロジェクト”を推進している。砂川市を“世界中から人が集まり、誰もが感動体験を持ち帰ることのできる場所”にすることを目指し、2022年12月には砂川市の江陽小学校跡地で新工場の稼働を予定している。23年春にオープンする新工場付帯施設には、ショップやカフェの移転、大人から子供まで、それぞれが自由に過ごすことができるラウンジやホールなどを設ける計画だ。
そこで“みんなのすながわプロジェクト”の実行委員長を務める「シロ」今井浩恵会長と、徳島県神山町でテクノロジーやデザインを学び社会に変化を生む起業家精神を育む学校“神山まるごと高専(仮称・認可申請中)”を構想し、理事長に就任予定の「サンサン(Sansan)」寺田親弘代表取締役社長/CEOが共鳴し、それぞれが向き合う社会課題や進行中のプロジェクトについて対談した。
対談では神山町の魅力に始まり、「なぜ高専なのか」「今の形になるまでどのような人々の協力があったのか」「期待される“新たな学び”とは」など、“神山まるごと高専”のこれまでの道のりや具体的な教育プログラムをひもとく。締めくくりには、民間企業である両社が今後、教育や地域づくりに携わる“同志”として協力していく気持ちを示した。
また、「シロ」の新工場を含む、人と環境にも配慮した循環型の施設“みんなの工場”では、ショップの什器に北海道旭川市江丹別町に自生する白樺を使用する予定だ。間伐した白樺は、森の恵みとして根本から枝先まで、全てを無駄なく活かす。22年6月には白樺の若葉を採取する“森のワークショップ”を開催し、江丹別町の山を管理する林業従事者の案内のもと、参加者は森に自生する植物や生き物などの自然環境について学んだ。これらの若葉は、7月21日に発売した「シロ」の旬シリーズ“白樺フェイスミスト”(120mL、税込4840円)の素材としても活用されている。
シロ/みんなのすながわプロジェクト事務局
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