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「クリニーク」が初のメタバースキャンペーンを展開 NFTメイクアップで多様性を尊重

 「クリニーク(CLINIQUE)」は、8888体の女性やノンバイナリーのアバターコレクションを集めたNFTコレクション「ノンファンジブルピープル(Non-Fungible People)」などを展開するDaz 3D社とパートナーシップを組み、ブランド初となるNFTメイクアップキャンペーン「メタバース モア ライク アス(A Metaverse More Like Us)」をメタバース上で展開する。メタバース上で多様性を尊重したコミュニティーを構築することで、“前向きな価値観を作り出すリーダー”としてブランドを位置付けていく。

 ブランドによると、メタバース上では女性のユーザーやクリエイターはわずか20%にしか満たず、女性のNFTアーティストにおいては16%以下という現状だという。また、有色人種や障害を持つアバターの価値は現段階ではほかと比べても低く、表現の多様性に向けての改善点は多い。「メタバース モア ライク アス」では、デジタルの世界でマイノリティなコミュニティーにもスポットを当てていく予定だ。

 さらにメイクアップキャンペーンでは、“リアルではない美の基準”に挑戦して個の美しさを表現するため、世界的なメイクアップアーティストのテス・デリ―、シーカ・デイリー、エミラ・ディ・スペインとコラボレーション。肌の色や顔の形、ヘアスタイルに合うように、それぞれ2種のメイクルックを用意する。これらNFTメイクアップルックは、ランダムに選ばれた各セット1968体の「ノンファンジブルピープル」アバター所有者に提供され、アバター所有者はメイクルックを自身のアバターに使用できる。1つ目のルックセットは7月13日にリリースされ、その後も8月から毎月新しいメイクルックをリリースする予定。

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