ラグジュアリーファッション・フレグランス企業のプーチ(PUIG)は、南米コロンビアのナチュラルコスメのトップブランド「ロト デル シュール(LOTO DEL SUR)」の過半数株式を取得した。取引額など詳細は非公開。「ロト デル シュール」を創業したヨアナ・セイント(Johana Sanint)は引き続き同ブランドの指揮を執り、独自の小売ネットワークを生かしたビジネスモデルを継続する。
「ロト デル シュール」はコロンビア国内で21店舗を展開。プーチは、「消費者のナチュラルコスメに対する関心が高まる中、独自の生態系を持つラテンアメリカの植物を使った同ブランドの製品には大きなポテンシャルがある」とコメントしており、ラテンアメリカにおける存在感の強化とグローバルなビジネス拡大を支援していく。今後スペインではマドリード、北米ではマイアミへの出店を予定し、メキシコ、チリでの展開も視野に入れる。
プーチは、19年3月に同社の少数株式を取得していた。6月にはスウェーデン発のフレグランスブランド「バイレード(BYREDO)」の過半数株式を取得した。