欧米ファッションブランドの輸入商社、三崎商事(大阪、三崎勝弘社長)は1日、大阪地裁に民事再生法の適用を申請した。東京商工リサーチによると、負債総額は46億円だった。
同社はファッション業界でインポーターと呼ばれる輸入商社。1990年代には「ドルチェ&ガッバーナ」「D&G」の日本事業を手掛けるなど、多くの実績があった。だが、近年は欧米ファッションブランドが全額出資の日本法人を設立するなど、インポーターにとっては逆風が続いた。今年に入ってから加速した円安も打撃になったもようだ。現在は「マロ」「ボリオリ」「チヴィディーニ」などを展開している。