年1回の恒例企画、「WWDBEAUTY 2022 ヘアサロン版ベストコスメ」の結果を発表する。今回は全12部門のアワードを設定し、都内の人気ヘアサロン50軒の美容師152人に、各カテゴリーで「2021年下半期~22年上半期に実際に使ってみて良かった製品」についてアンケート調査を実施した。
ヘアカラー部門は毎年僅差での争いとなるが、今回も全部門の中で1番の接戦だった。集計の後半になっても(今回ランクインした)4ブランドの中でどれが1位になるか読めないデッドヒートのすえ、「イノア(INOA)」が抜け出して連覇を達成した。2位は「2020 ヘアサロン版ベストコスメ」でトップだった「オルディーブ アディクシー(ORDEVE ADDICTHY)」。3位には「アルティスト(ULTIST)」と「イルミナカラー(ILLUMINA COLOR)」が同率でランクインした。この部門の激戦は、高機能ブランドが次々と登場して“ヘアカラー戦争”などといわれる今の状況を象徴するもの。ハイトーンカラーブームの影響もあるが、意外にも「イノア」を推す声には「安定して需要の高いブラウン系がきれいに・上質に発色する」といった、ベーシックな性能を評価する声が多かった。
なお今回の集計方法は、ヘアサロンで扱うプロ用製品を12部門に分類し、50軒の美容師152人に各カテゴリーのベストだと思う商品を選んでもらった。選んでもらった各商品を、効果実感、香り、コストパフォーマンス、パッケージデザイン、使用感、トレンド、店販人気、おすすめのしやすさ、といった項目に分けて、各10点満点で評価してもらい、そのポイントの合計数で各部門の順位を導き出した(製品以外に“サロンモデル部門”も有り)。
ヘアカラー部門
1位 “イノアカラー”
「イノア」
オイルを主役とした新しい染毛システムを採用。オイル・デリバリー・システムによって薬剤の浸透が効率化し、ダメージの軽減につながっている。アンモニア無配合で刺激臭を軽減した。アンケートの回答には、「上質を求める大人世代も含め、幅広い年齢層のお客さまに満足を提供できるカラー剤」「他ブランドと比較して艶感が圧倒的に違う」といった声があった。
2位 “オルディーブ アディクシー”
「オルディーブ」
日本人の髪特有の赤みを消すことで、彩度の高い外国人風のカラーをより美しく仕上げる。上質かつ繊細な質感表現もかなえる。アンケートの回答には、「イヤリングカラーやフレーミングカラーなど、ブリーチオンで使ったときの発色が抜群」といった声があった。
3位 “アルティスト”
「アルティスト」
資生堂プロフェッショナルのヘアカラーシリーズ“プリミエンス”から登場したブランド。独自のテクノロジーを搭載し、ヘアカラーとケア効果を両立。髪をダメージから守り、美しい髪色を何度でも楽しむための基盤を整えることで、艶やかな発色を持続させる。アンケートの回答には、「誰が使ってもきれいに発色する性能がすごい。とても扱いやすいカラー剤」といった声があった。
3位 “イルミナカラー“
「イルミナカラー」
現在の“高機能カラーブーム”のきっかけを作ったパイオニア。抜きん出た透明感で外国人風カラーのトレンドを作り、現在でも一般ユーザーからの認知度は非常に高い。前回は惜しくもランクインを逃したが、今回再浮上して3位に。アンケートの回答には、「くすまずに発色させたいとき、最も頼りになる存在」といった声があった。
10月18日に「WWDBEAUTY」が
オンラインで
美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2022-23FW」
を開催(視聴無料)
10月18日(火)20時より、「WWDBEAUTY 2022 ヘアサロン版ベストコスメ」の結果分析コーナーもある、美容師向け「ヘア&メイク トレンドセミナー2022-23FW」のライブ配信を行うので要チェック!