ファッション

「シーイン」が著作権侵害トラブル 訴えたアーティストは「何度も同じことが起きていて見過ごせない」

 ロサンゼルスを拠点に活動するアーティストのジェニファー・スターク(Jennifer Stark)は24日、「シーイン(SHEIN)」がスタークの著作権を侵害したとして、運営会社のシーイン ディストリビューション グループ(SHEIN DISTRIBUTION GROUP)に対して損害賠償を求めて提訴した。26日時点では「シーイン」側は答弁書を出しておらず、コメントも得られなかった。

 訴状によると、スタークが2014年に米国著作権局に登録した“Meltdown”、15年に登録した“Drip Cascade”、そして17年に登録した“Chromatic Cascade”の3作品の著作権を「シーイン」が侵害したと主張する。“Meltdown”は、マイアミ国際空港内の壁画アートにも使用されているデザインだ。

 スタークは「アート界にとって、見過ごせないほど多くの問題が起きている。われわれは立ち上がる必要があった。なぜならこれまでに何度も同じことが起きており、これに終止符を打つ必要があるからだ」とコメントを発表している。

 「シーイン」の権利侵害をめぐる裁判はこれまでにも数多く起きている。6月にはアーティストのマギー・スティーブンソン(Maggie Stephenson)が「One is good, more is better」と題した作品の著作権侵害などを主張して提訴。そのほかにも「ステューシー(STUSSY)」や「ドクターマーチン(DR. MARTENS)」などのブランドとも商標権侵害をめぐって係争中だ。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

27メディアが登場、これが私たち自慢の“ナンバーワン”【WWDJAPAN BEAUTY付録:化粧品専門店サバイバル最前線】

11月25日発売号は、毎年恒例のメディア特集です。今年のテーマは "ナンバーワン"。出版社や新興メディアは昨今、ウェブサイトやSNSでスピーディーな情報発信をしたり、フェスやアワードなどのイベントを実施したり、自社クリエイティブやIPを用いてソリューション事業を行ったりなど、事業を多角化しています。そのような状況だからこそ、「この分野ならナンバーワン!」と言えるような核を持てているかが重要です。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。