「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」を運営するソスウは、“さまざまな文化の芽吹く場所”を目指すギャラリー&イベントスペース「NACC/日本橋アナーキー文化センター」を東京・日本橋にオープンした。約1年間の期間限定で運営し、アートや音楽、建築、映像、写真、ファッションと幅広いカテゴリーのクリエイターによる作品を展示する。作品は約1カ月半の周期で入れ替える。同スペースを考案した三原康裕は、「最近、僕よりずっと若いクリエイターが面白いことをしている。この、文化の隅っこのような場所から、ジャンルを超えた新しい刺激を生み出せたら」と語る。
第1弾として、全13組のクリエイターによる展示を行う。アートでは、後藤繁雄が人選・キュレートした現代写真アーティストたちの合同展“現代写真のアナキズム Ontological Anarchy on Photo”を企画。伊藤颯、岡田佑里奈、羽地優太郎、前田梨那、松井祐生の5人が参加し、絵画とテクノロジーアートが融合したような、既存の写真表現の枠に収まらない作品が並ぶ。ファッションでは、奥田浩太による「コウタ オクダ(KOTA OKUDA)」や土居哲也による「リコール(RE:QUAL≡)」、富永航による「ワタル トミナガ(WATARU TOMINAGA)」の洋服やアクセサリー、アート作品を展示・販売する。ほかに、アート集団、ヒューマン オーサム エラー(HUMAN AWESOME ERROR)によるオートバイと工芸品の融合作品“工藝族車”の展示や、美術作家の伊東篤宏による蛍光灯を使用した自作楽器のパフォーマンスなども行う。
施設内には、限定のTシャツなどを扱う物販コーナーや、東京・渋谷のコーヒーショップ「アシッドコーヒートーキョー(Acid Coffee Tokyo)」のコーヒースタンドも併設する。
■NACC/日本橋アナーキー文化センター エキシビション第1弾
日程:~10月20日
時間:平日10:00~19:00、土日祝10:00~20:00
場所:東京都中央区日本橋室町1-6-2 日本橋室町162ビル 1階
入場:無料