10月17日発売の「WWDJAPAN」は、2023年春夏コレクション特集のVol.2です。先週発売号ではニュースを、今週発売号ではトレンドにつながる大きな潮流を、そして11月に発売するトレンドブックでは具体的なトレンドを。今シーズンも「WWDJAPAN」は、紙面・誌面でも徹底的にファッション・ウイークを分析します。
特集では、社会問題に向き合いアクションを起こしたブランドの登場をリポートします。「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は泥臭い自己探求や自己実現、「グッチ(GUCCI)」は多様性、「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」や「マルニ(MARNI)」「ヴァレンティノ(VALENTINO)」はボディ・ポジティブ、そして「クロエ(CHLOE)」はエネルギー問題など、社会問題に向き合い、果敢にスタンスを表明し、問いかけるブランドが増えている背景を考えました。
大きな潮流としては、ボディ・ポジティブやボディ・ニュートラルの表現方法としての肌見せがピークを迎えています。各ブランドは、どんな素材を使い、どんな風に仕上げて、どんなディテールを盛り込み、自分の体ならではの美しさを表現したのでしょう?23年春夏コレクションでは、定番の再解釈と、ロサンゼルスを中心とする海を想起させるスタイルも台頭しました。代表的なブランドと共に、数多くの写真を掲載しています。
ニュースでは、「ユニクロ(UNIQLO)」や「ファッションセンター しまむら」などに対して“一人負け”状態が続いている「無印良品」の改革案に迫ります。この1年で、洋服を担当する商品企画チームの2/3を大幅入れ替え。さらに彼らは「『無印』っぽい」をNGワードに新しいモノ作りを進め、不調からの脱却を狙います。その戦略に迫りました。また、オープン当初に目標として掲げた年商200億円が目前の渋谷パルコの3年間を振り返ります。
ファッションパトロールでは、パリコレ出張した編集長のBLACKPINK追っかけ日記をお届けします。「ディオール(DIOR)」にはJISOO、「サンローラン(SAINT LAURENT)」にはROSE、「シャネル(CHANEL)」にはJENNIEが来場した今シーズン、編集長はSNS担当の期待をプレッシャーに感じつつ、パパラッチを頑張りました。その成果はSNSでお届けしていますが、紙面では舞台裏をお伝えします。
PHOTO : GIOVANNI GIANNONI / WWD ©︎FAIRCHILD PUBLISHING, LLC