「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」は、ライフスタイルのニーズに応えて、順調な成長を遂げている。ブランドを代表する香り“イングリッシュ ペアー &フリージア”と “ウッドセージ & シーソルト”のコロンや関連製品が売り上げをけん引。20代前半の新客を取り込み、客層の若返りが進む。
7〜9月は、2010年の登場以来、ブランド人気No.1を誇る“イングリッシュ ペアー & フリージア”を「スーパーヒーロープロダト」として育成すべく、キンペーンを実施。限定デザインのコロンの販売に加え、モデルの大平修蔵を起用したTikTokのプロモーションを実施したところ若者を中心に話題を集め、売り上げに寄与した。同期間中の“イングリッシュ ペアー & フリージア”コレクションの売り上げの8割を新客が担うど、若年層の新たな客との出会いを創出した。
ブランドの売り上げの6割を占めるコロンを筆頭に、バス&ボディー、ホーム関連の3カテゴリーが成長。ギフト需要も高く、21年にLINEのトークを通じて友だちとギフトを贈り合うことができるコミュニケーションサービス「LINEギフト」に出店して以来、利用者が増加しているという。気軽に購入できる価格帯のアイテムをそろえ、プレゼントしやすい便利さが人気を集めている。キム・デイビッド事業部長は、「日本はギフト文化が根強い。中でも、友人同士でプレゼントし合うアイテムの1つに選んでいただく機会が増えている」と話す。贈り物を通じて初めてブランドと出合った人は、「プレゼントでもらった香りを気に入り、そこからライン使いをしたり『自分の香り』を探したりなど、ファンになってくれるお客さまが多い」。
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