米バッグブランドの「サムソナイト(SAMSONITE)」は、画家のジャン・ミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat)とコラボし、トラベルコレクション「シーライト(C-LITE)」から2種類のスーツケースを発売する。
1つは、バスキアを代表する作品の一つ、王冠をかぶった恐竜をモチーフにした“Pez Dispenser”を描いたタイプ。アメリカのキャンディ「Pez」にちなんでデザインされたというこの象徴的なイラストを、白を基調にしたボディーに配し、シンプルかつ大胆な装いに仕上げた。もう1つは、“Untitled Skull”というレントゲン写真のように、露出した上あごと下あごを表現した作品から。同じく白を基調にしたボディーの片面に、色鮮やかかつ大胆に作品がのせられている。また、どちらの内装の生地にもバスキアのグラフィカルなイラストが描かれている。
今回、バスキアの作品を彩った「シーライト」は2008年に誕生した「コスモライト(Cosmolite)」シリーズが名称を変えリニューアルしたコレクション。三大デザイン賞の一つと言われるドイツの国際的デザイン賞、レッドドッドアワード(Red Dot Design Award)のベストオブベストを受賞したモデルに、スムーズに回転するダブルホイールやダブルチューブ伸縮ハンドルを新たに採用した。ボディには衝撃耐性と軽量性を兼ね備えた特許素材“カーヴ”(Curv)を、内装の生地には100%リサイクルペットボトルから作られたサステナブル素材“リサイクレックス(Recyclex)”をそれぞれ用いている。
2種類のバスキアコラボは、機内持ち込みサイズの“Spinner 55 EXP”(税込8万8000円)とチェックインサイズの“Spinner 69 ”(同9万3500円)の2サイズを用意する。発売日は10月28日、店舗での販売は29日から。公式サイトのみで予約を受け付けている。