デザイナーの森永邦彦が社長を務めるアンリアレイジは、取締役最高執行責任者(COO)に元イッセイミヤケ社長の永谷正勝が9月に就いたと発表した。また、繊維メーカーのシキボウの資本参加を受け、同社と業務提携した。これら経営体制の強化により、「グローバルなコレクションブランドとしてさらなる発展を目指す」。アンリアレイジは23年に、ブランド設立20周年を迎える。
永谷取締役COOは2010〜18年にイッセイミヤケで社長を務めた人物。「『アンリアレイジ』のクリエイションの力を生かし、グローバルにビジネス展開できるよう会社の基盤を整え、今の時代背景に合った戦略でマーケットにチャレンジしていきたい」とコメントしている。
アンリアレイジは21年春夏コレクションで、シキボウの抗ウイルス加工「フルテクト」を採用。これを契機に、21年10月に共同プロジェクトをスタートしていたといい、シキボウは「さらなる協業の深耕のため、アンリアレイジへの出資を決めた」(発表資料から)。