ファッション

「ラグタグ」がデザイナーら10人と協業 倉庫の30万点から選りすぐりの古着を販売

 ワールド傘下ティンパンアレイが運営する古着買い取り・販売の「ラグタグ(RAGTAG)」は、デザイナーや編集者などのクリエイターとコラボしたポップアップイベントを11月6日まで、東京のワールド北青山ビルで開催している。

 ワールドが定期開催する、クリエイターと消費者をつなぐイベント「246st.マーケット」の一環。ポップアップでは、デザイナーや編集者など10人が「ラグタグ」の東京・国立の倉庫に眠る約30万点の在庫からピックアップした古着約500点を販売する。参加したのは「ボディソング」のBODYSONG.、「ハトラ(HATRA)」の長見佳祐、「ケイスケヨシダ(KEISUKEYOSHIDA)」の吉田圭佑、「コトハヨコザワ(KOTOHAYOKOZAWA)」の横澤琴葉、「ヨウヘイオオノ(YOHEI OHNO)」の大野陽平、「ルルム(RURUMU:)」の東佳苗らデザイナーのほか、スタイリストの小山田孝司、編集者の長畑宏明、アーティストコーディネーター・ファッションライターの倉田佳子、クリエイティブ・コンサルタントの市川渚。

 「ラグタグ」が全国のリアル店舗で販売している商品は約5万〜6万点にすぎず、それよりもはるかに多くの在庫が倉庫に眠る。ティンパンアレイの平野大輔社長は、「普段はお客さまが見たり触れたりすることのない在庫に、クリエイターのフィルターや売り場編集を通じ、新たな付加価値を吹き込む」ことが狙いだとする。

 海外にもファンが多い「ラグタグ」は、海外観光客の水際対策の緩和(10月11日〜)以降、インバウンド客の購買が顕著に増えている。10月の売上高はコロナ前の19年同月を上回った。今後は国内客を含め周知の機会をさらに増やすべく、「古着の面白さを伝えるさまざまなリアルイベントを仕掛けていきたい」とする。

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