「ゴールデン グース(GOLDEN GOOSE)」は、米ニューヨーク・ソーホーの店舗を循環型のコンセプトを導入した“フォワードストア”としてリニューアルオープンした。同社のサステナビリティ戦略に基づく“フォワードストア”は、今年初めにオープンしたイタリア・ミラノ店に続く世界で2店舗目となる。
店舗面積は、リニューアル前のおよそ4倍となる約520平方メートルに拡大した。1階はイノベーションラボを併設しアパレルやアクセサリー、ジュエリーを販売する。一部では、「ゴールデン グース」の古着も取り扱うほか、店内には2つのカゴを設置し全てのブランドを対象とした古着回収も行う。
地下はリサイクル家具やビンテージのミシンなどを配置したアトリエ風の内装で、イタリアのビスポーク・テーラーや靴修理店と提携したリペアサービスを提供する。全てのブランドのスニーカー製品を対象に、洗濯やクリーニング、修理やパーツの交換などを受け付ける。また、職人と一緒にスーツやスニーカーを一から製作するオーダーメイドサービスのほか、来店者が持参した製品にさまざまな装飾や仕上げを施すリメイク加工のサービスも提供する。スニーカーには、刺繍やハンドレタリング、染色などに加えて、「ゴールデン グース」の特徴であるマルチフォクシング技術によるエイジング加工を施すこともできる。
シルヴィオ・カンパラ(Silvio Campara)最高経営責任者は、「『ゴールデン グース』は20年以上、職人の伝統技術を奨励し、職人や仕立て屋、地元のアーティストらの支援に注力してきた。ブランドの靴職人と顧客が共に行動を起こすことが、私たちのミッションの鍵になるはずだ」とコメントした。