インフルエンサーマーケティング支援やD2Cブランドを運営するエニーマインドグループ(AnyMind Group)は12月12日、予定していた東京証券取引所のグロース市場への上場を延期すると発表した。「上場日を前に確認すべき事項が発生し、当該確認には相応の時間を要すると判断した」という。同社は今年3月にもロシアのウクライナ侵攻による株式市場の冷え込みを理由に上場を一旦延期していた。
同社は現社長CEOの十河宏輔氏が2016年4月にシンガポールで起業。その後タイやベトナム、インドネシアなどに現地法人を設立後に、2017年から日本でも事業をスタートした。現在は「次世代のコマースインフラ」を掲げ、売上高の約半分を、インフルエンサーや企業向けにマーケティングやECシステム、アパレル生産、物流などをそれぞれ、あるいはワンストップで支援するサービスが占めている。支援先は1000ブランド以上、インフルエンサー・クリエイターは1400人以上に達している。