化粧・日用品の新工場建設、国内生産拠点強化が相次いでいる。背景には、2015年以降のインバウンド市場の急拡大がある。中でも目立ったのは中国人旅行者の化粧品購買意欲で、観光庁が発表した「訪日外国人の消費動向」によると、15年に日本を訪れた中国人の73.8%が化粧品・香水を購入し、平均購入額は4万7191円に及んだ。加えて、SNSが普及し“バズる”ことで商品が欠品を起こす現象が頻発。複雑化する需要に対応できる柔軟な生産態勢が求められるようになった。こうした状況を受け、各社は次々に生産拠点強化に動いた。(この記事は「WWDJAPAN」11月28日号付録「WWDBEAUTY」からの抜粋したものです)
【上野テクノセンター 工場棟 C】
製造ラインの人員を50人から37人に省人化
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