ファッション

バロックが通期予想を下方修正 中国のゼロコロナ政策が痛手

 バロックジャパンリミテッドの22年3〜11月期連結業績は、売上高が前年同期比微減の429億円、営業利益が同22.0%減の18億円、純利益が72.8%減の4億1100万円だった。中国のロックダウンや断続的な外出制限といったコロナ対策のダメージが大きく、減収減益となった。中国事業の不振を受け、23年2月期連結業績予想を下方修正する。修正後の売上高は589億円(修正前は633億円)、営業利益は17億円(同32億円)、純利益は1億7900万円(同17億円)。

 靴小売のベル・インターナショナルと合弁で展開する中国事業は、売上高(卸売とロイヤリティの合計)が前年同期比29.5%減の42億円。国内事業の売上高は同3.0%増の386億円と増収だったが、中国の痛手をカバーしきれなかった。

 同社の決算資料によると、今後の中国市場については「感染のピークアウト後は急速な回復が進む」と見通す。「(中国事業が)中長期的な成長ドライバーという位置付けは変わらない。有力エリアへの出店、ECタッチポイントの強化など、継続的な成長に向けた取り組みを今後も続ける」。


【WWDJAPAN Educations】
オンラインセミナーのご案内

「米・欧・中・東南アジア 最新リテール動向2023
ファッション&ライフスタイル販売戦略のヒント」
全4回オンラインセミナー

講義日時
2023年1月27日(金)13:30~15:00
2023年2月3日(金)13:30~15:00
2023年2月10日(金)13:30~15:00
2023年2月17日(金)13:30~15:00

 2年以上に及んだコロナ禍がようやく一息つき、日常を取り戻しつつあります。ただ人々の暮らしや意識が元通りになることはありえず、小売業には変化に応じたアップデートが求められます。
 
 本セミナーでは、アフターコロナの時代に小売業が進むべき針路を米国、欧州、中国、東南アジアの4エリアの最新事例から報告します。パンデミックさえも小売業の革新の材料にし、次々に新しいビジネスモデルを発明する米国。サステナビリティの意識が加速した欧州。政府の徹底したゼロコロナ政策のもと、たくましく試行錯誤を続ける中国。そして経済発展によって強大な消費市場に変わりつつある東南アジア。具体的なケーススタディを現地駐在の専門家が解説します。現地でのビジネスの参考になるだけでなく、日本の今後を占うヒントも満載です。


詳細・お申し込みはこちら

※お申し込み、お支払いはPeatixでのお手続きとなります
※全受講および第1回のお申し込みは1月26日(木)12時、第2回以降の単発受講はそれぞれ前日の12時をもって受け付け終了となります。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。