オークションハウス「サザビーズ(SOTHEBY’S)」は、ナイキ(NIKE)の「ジョーダンブランド(JORDAN BRAND)」と提携し、故ノトーリアス・B.I.G.(The Notorious B.I.G.以下、ビギー)とコラボレーションした23足のスニーカー“エア ジョーダン 13(AIR JORDAN 13)”のオークションを開催中だ。2月3日(現地時間)まで「サザビーズ」の公式サイトで入札を受け付け、全ての売り上げは都市部の若者を支援するクリストファー・ウォレス・メモリアル財団(Christopher Wallace Memorial Foundation)に寄付される。
コラボ“エア ジョーダン 13”は、2017年にビギーの生誕45周年を記念して制作された未発表モデル。23年が彼およびヒップホップの生誕50周年にあたり、なおかつ「ジョーダンブランド」がマイケル・ジョーダン(Michael Jordan)の背番号“23”にちなんだキャンペーン「#JordanYear2023」を行うことから、今回のオークションが決定した。
全体はダークトーンを基調としており、シュータンの表面に彼の頭部のイラストを落とし込み、左右のシュータンの裏面には代表曲「Juicy」のリリックである「AND IF YOU DON'T KNOW NOW YOU KNOW」と「it was all a dream」をそれぞれ配している。さらに、インソールにビギーが愛用していた「クージー(COOGI)」のニットを想起させるカラフルなグラフィックをプリントしたほか、アグレットには「dream」の赤文字をあしらい、クリストファー・ウォレス・メモリアル財団のハングタグを付属する。サイズはUS7~13(25.0~31.0cm)で、2300~5200ドル(約30万~67万7000円)での落札が予想されている。
今回のオークションについて、「サザビーズ」のストリートウエアと現代コレクティブスを担当するブラーム・ワクター(Brahm Wachter)は、「コレクターや愛好家にとって、史上最高のアスリートと史上最高のラッパーの遺産が結び付くスニーカーを入手する唯一の機会だ」とコメントした。
なお、“エア ジョーダン 13”はオークション期間中、「サザビーズ」のニューヨークのギャラリーで一般公開されている。