「アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)」は、NY発女性用アクティブウエア兼ライフスタイルブランドの「アーモライナ(ARMORINA)」との4年にわたる商標権侵害訴訟に勝訴した。陪審員は両者の名称が類似しており、消費者の誤解を招くと判断。損害賠償額は侵害について1ドル(約129円)、希釈化について1ドルと算定した。裁判所は「アーモライナ」に対して名称の使用を禁じたが、別の名称を使用することを条件に事業の継続を認めた。「アーモライナ」の代理人は同ブランドが今後どのような名称で事業を行うかについてコメントしなかった。1月31日現在、「アーモライナ」のウェブサイトは現行の名称のまま運営されている。
陪審員は、「アンダーアーマー」が有名になったあとに「アーモライナ」がその商標の使用を開始し、その結果、「『アンダーアーマー』の商標の希釈化を引き起こす可能性がある」と認定した。
「アーモライナ」は2018年創業。創業者のジュリエット・ファン(Juliet Huang)は証言の中で、ブランド名はメトロポリタン美術館で見た鎧が着想源で、「アンダーアーマー」のことはあまり知らなかったと述べている。