「プラダ(PRADA)」は2月23日、2023-24年秋冬コレクションをミラノで発表した。第二次世界大戦中の軍服やナースの装いにインスパイアされたコレクションには、当時ナースが身につけていたという花のモチーフが多用された。紙で作られた白い花の装飾が施されたウエディングドレスのようなボリュームのある白いスカートには、普遍的なシンプルなニットを組み合わせ、ミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)とラフ・シモンズ(Raf Simons)の相反するものを共存させるデザイン哲学が表現されている。
来場者のファッションの共通点は、ほどよいガーリー感。ブラウンやグレー、モノトーンのコーディネートに淡いピンクを挿し色に取り入れたり、ミニスカートにボリューミーなスニーカーを合わせたりしてバランスをとる、スタイリング上級者が集まった。