「WWDJAPAN」は、毎シーズン恒例で行っている有力百貨店の特選(ラグジュアリーブランド)・宝飾売り場への取材を、2022年秋冬シーズンも実施した。メールアンケート取材には全国で特選28、宝飾22の百貨店に協力いただき、そのうち7社には個別で取材も行った。ここでは、7社への個別取材で聞いた22年7〜12月のポイントをレポートする。(この記事は「WWDJAPAN」2023年2月27日号別冊付録の定期購読者特典「ビジネスリポート」からの抜粋です。「ビジネスリポート」にはより詳しい情報も掲載しています)
コロナ禍により旅行や外食が制限され、国内富裕層の消費が特選ブランドや宝飾品に向かったことは過去数シーズンの「ビジネスリポート」でも繰り返し報道してきた。高額品に関して、百貨店は免税売り上げの落ち込み分も富裕層消費で取り返してきたわけだが、22年秋冬は免税売り上げもコロナ禍前実績を超えたという声がどっと増えた。10月に入国制限が緩和されたことで、香港や台湾、韓国、東南アジアの富裕層客の来日が目立っている。
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