TOKYO BASE(谷正人CEO)の2023年1月期の通期連結業績は、新型コロナウイルス感染拡大による厳しい行動規制があった中国での業績が回復におよばず、純損益が5億3900万円の赤字(11カ月の変則決算だった22年1月期は7億6200万円の黒字)だった。現地の一部地域および商業施設からの退店などを主な理由とし、特別損失4億7400万円を計上した。売上高は191億円(同176億円)、営業利益は2億1500万円(同9億4600万円)だった。
海外初進出となった「ステュディオス(STUDIOUS)」香港店を19年に移転増床した「ステュディオス トウキョウ 香港店」をはじめ、中国本土初進出となった「ステュディオス トウキョウ 上海店」、中国で初めてのEC展開となった得物店を退店したほか、「ユナイテッド トウキョウ(UNITED TOKYO)」や「パブリックトウキョウ(PUBLIC TOKYO)」の業態でも北京ラッフルズ店、中国最大のECモール「Tモール」店を退店した。期末の実店舗数は国内58店舗、海外28店舗となる。
24年1月期は、売上高で前期比4.3%増の200億円、営業利益で約7倍の15億円、純損益で10億円の黒字転換を見込む。