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ジェレミー・スコット(Jeremy Scott)は、10年間務めてきた「モスキーノ(MOSCHINO)」のクリエイティブ・ディレクターを退任する。2月のミラノ・ファッション・ウイークで披露した2023-24年秋冬シーズンが最後のコレクションとなった。
「モスキーノ」の親会社であるアエッフェ(AEFFE)のマッシモ・フェレッティ(Massimo Ferretti)=エグゼクティブ・チェアマンは、「ジェレミー・スコットというクリエイティブな才能と仕事をする機会に恵まれたことを幸運に思う」とコメント。「(創業者の)フランコ・モスキーノ(Franco Moschino)のレガシーを受け継ぐブランドのために10年間尽力し、モスキーノの歴史と共にある明確かつ喜びに満ちたビジョンを先導してくれた彼に感謝したい」と話す。
一方、スコットは「モスキーノ」での在任期間を 「クリエイティビティーと想像力をたたえる素晴らしい時間」と表現。「私が(『モスキーノ』)に残すレガシーをとても誇りに思う」とし、フェレッティと世界中のファンに向けて感謝の言葉を述べた。
彼は、創業者のバトンを受け継ぎ長年ブランドを手掛けてきたロッセラ・ヤルディーニ(Rossella Jardini)=クリエイティブ・ディレクターを後任として、13年10月に就任。創業者の毒舌的なユーモアとアイロニック(皮肉)な精神を巧みに表現したポップで遊び心あふれるデザインで、ケイティ・ペリー(Katy Perry)やグウェン・ステファニー(Gwen Stefani)ら、多くのアーティストやセレブリティーからも支持を集めてきた。