「リック・オウエンス(RICK OWENS)」は、パリ・ファッション・ウイーク期間中の3月2日(現地時間)、パレ・ド・トーキョーで2023-24年秋冬コレクションを発表した。異世界から降臨したような奇抜なファッションで話題を集めることが多かったが、ここ数シーズン、来場者や会場前に集うファンの着こなしは徐々にエレガントに変化。全体傾向としてもエレガンス回帰が顕著だった今季は、ボディーラインに沿うマキシドレスやトレーンを引くデザイン、パファーやファーで作るボリューム、定番のプラットフォームブーツを取り入れ、このブランドらしいエッジを効かせながらもエレガントに仕上げたスタイルが目を引いた。
今季初めてパリコレに参加した俳優の仲里依紗は、ピンクのヘアに合わせて、2023年春夏コレクションから、オーバーサイズの変形ブルゾンとトレーンを引くアシンメトリードレスにプラットフォームのサイハイブーツを合わせた全身ピンクのルックをセレクト。一方、「リック」のショーの常連であるモデルの秋元梢は、オールブラックで決めた。