ユニクロは、2019年に締結したスウェーデンオリンピック・パラリンピック委員会とのパートナーシップ契約を、24年末までから延長し、2026年にイタリアのミラノ・コルティナダンペッツォで開催予定の冬季五輪・パラ五輪まで継続すると発表した。スウェーデン代表選手団に、大会時や移動、宿舎で過ごす時間などさまざまなシーンに対応できるコレクションと、競技ウエアを提供する。
ユニクロは21年に東京で行われた夏季五輪・パラ五輪(以下、大会)、22年の北京冬季大会でもスウェーデン代表選手団にウエアを提供してきた。24年にパリで行われる夏季大会も同様だ。選手団と取り組む中で、20年にはユニクロ初のチームブランドアンバサダー「ユニクロチームスウェーデン」を結成し、選手の声をウエアの開発に生かしている。同時にスウェーデンの子どもたちが選手と交流し、アクティブで健康的な過ごし方などを学ぶプログラム「ユニクロドリームプロジェクト」も開催してきた。同プロジェクトには、23年3月末までで約4万2200人の子どもと約600の学校が参加したという。
契約延長を受けて、ユニクロの親会社ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は「世界トップレベルのアスリートとともに、次世代の“LifeWear”開発や『ユニクロドリームプロジェクト』などの明るく元気な未来を作る取り組みを今後も推進し、世界をよりよい方向に変えていく」とコメントしている。