シチズン時計は、公式ユーチューブチャンネルで動画「TOKYOʼCLOCK」を公開した。
定時法が導⼊された1873年から今年で150年を迎えたことを記念したもので、東京の24時間を切り取った内容だ。テーマは、“もしも定時法が導⼊されず、時刻の概念が江⼾時代のままだったら”。パンをくわえて⾛る⼥⼦⾼⽣や、会社でトイレに⼊れない時間、飲み会のあとの締めのそばなど、“あるある”なシーンを“巳一つ時”“未三つ時”などの表記と共にコミカルに映像化する。
1873年以前の日本は、太陽の動きによって時間を決める不定時法を用いていた。夏と冬で昼夜の⻑さが異なるなど、全ての⼈が時刻を共有するのが難しかった。シチズン時計は、「それを可能にする“時計のある⽣活”が、実はとても⼤切であることを伝えたかった」と話す。
【エディターズ・チェック】
普段は“年差±1秒”(1年間を1秒以内の誤差で刻み続けることを約束するもの)など正確性を追求するシチズン時計が、あえてちょっとアバウトな動画を作ったのが面白い。