ユニクロ(UNIQLO)は4月21日、群馬・前橋の前橋南インターチェンジ付近に「新しいロードサイド店舗」と位置付ける「ユニクロ 前橋南インター店」をオープンする。トータルクリエイティブディレクターを佐藤可士和が務め、店舗の建築デザインを監修。売り場面積約2475平方メートルの1フロアで、店舗の両脇に設置された7メートル四方のオブジェのような巨大ボックスロゴが目印であり、「環境に配慮したプロトタイプ店舗」として消費電力削減などさまざまな取り組みも行っていく。
ボックスロゴは、花屋の「ユニクロ フラワー」のコーナーや、オリジナルブレンドのコーヒーが楽しめるカフェスペース「ユニクロ コーヒーボックス」などとして活用。カフェスペースは「ユニクロ 銀座店」「ユニクロ トウキョウ」に続き3店舗目。また、「ユニクロ世田谷千歳台店」で2022年9月から試験的にスタートしていたリペアスペース「リ・ユニクロ スタジオ(RE.UNIQLO STUDIO)」を本格導入する。グラフィックTシャツ「UT」のカスタマイズサービス「UTme!」の窓口と一体化し、ボタンの付け直しや穴のかがりなどに対応。ジーンズやシャツなどに刺し子などのリメークを施すサービスも受け付ける。
ほか、子ども用の遊具を備えたキッズスペースをボックスロゴ内に設けると共に、店外の芝生部分にはベンチやパラソルを配置し、休憩や食事、団らんに活用できるようにする。
環境面の取り組みとしては、店舗において最もエネルギー消費量の多い照明や空調の電力消費を抑えるため、大きな採光窓を設け、太陽光パネルを設置、着なくなった服を断熱材として活用するなどしている。継続的な取り組みによって他店舗も含め環境に配慮した運営を進める。
「ユニクロ」は今春、東京・秋葉原の店舗を移転オープンする形で「ユニクロ ヨドバシAkiba店」を4月14日にオープンするほか、同28日には福岡・天神エリアの商業施設「ミーナ天神」に約2833平方メートルと九州最大の店舗「ユニクロ 天神店」を開業。大型の出店や移転リニューアルが続く。同じファーストリテイリンググループの「ジーユー(GU)」も、今春は増床4店を含み全国で20店をオープンすると発表している。