英バッグブランド「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」は4月21日、日本のスーパーマーケット「ナショナル麻布(NATIONAL AZABU)」との協業で、100%再生プラスチック素材のショッピングバッグを発売する。2021年にスタートした各国のスーパーマーケットとの協業プロジェクト、「ユニバーサルバッグ(UNIVERSAL BAG)」の一環。これまでに英の「セインズベリーズ(SAINSBURY’S)」や香港の「シティスーパー(CITY’ SUPER)」などと協業してきた。今後、日本の他のスーパーとも協業を考えていくという。
「ナショナル麻布」の店舗(麻布、田園調布、広尾)とECで取り扱い、価格は税込2750円。「アニヤ・ハインドマーチ」の店頭やECでは販売しない。「ユニバーサルバッグ」プロジェクトは協業先スーパーのイメージカラーを採用しており、今回は「ナショナル麻布」のグリーンカラーのバッグを企画した。
「アニヤ・ハインドマーチ」は07年に、“I’m NOT A Plastic Bag”というメッセージを配したコットンキャンバス製トートバッグを発売し、プラスチック製レジ袋に対するアクションを開始。同バッグは日本を含め、各国で大ヒットした。20年には“I AM A Plastic Bag”というメッセージで、回収ペットボトルを原料とする再生素材のバッグを発売。引き続き廃棄プラスチックの減量を目指し、「ユニバーサルバッグ」プロジェクトをスタートしたという経緯がある。「ナショナル麻布」との協業バッグも含め、「ユニバーサルバッグ」プロジェクトのバッグは「10年程度の繰り返し使用を前提に製造している」(発表資料から)。また、「バッグとしての使命を終えた後は、回収し、再度リサイクルしていく予定」。
「繰り返し使うことを前提にしたエコバッグやマイバッグも、数回使われるだけに止まったり、捨てられてしまったりといった現状がある。『ユニバーサルバッグ』では、100%リサイクル素材を用いるだけでなく、長い年月使える丈夫さを確保し、使用後は回収・リサイクルすることを前提にしている」「そうしたバッグを世界中のスーパーマーケットと共に広めていくことがこのプロジェクトの目的」と、アニヤはコメント。「協業バッグの発売を機に、さらに一歩進んだサステナブルでより良いライフスタイルの提供につながれば幸い」と、「ナショナル麻布」。