百貨店やセレクト有力店のバイヤーに2023-24年秋冬の傾向や注目ブランドについて聞いた。各社店頭では消費者の高い購買意欲が感じられるといい、テーラードジャケットを中心に期待に応える主役アイテムを仕込む。(この記事は「WWDJAPAN」4月17日号「トレンドブック」からの抜粋です)
※各店の買い付け商品は、写真の洋服と異なる場合があります。
モードに着こなすテーラード×大人っぽセンシュアルで“半歩先”から“一歩先”を提案
浅子智美/ユナイテッドアローズ
ウィメンズファッションディレクター兼バイヤー
今季は女性らしさや女性ならではの強さの表現が際立った。ビスチェやキャミソールで肌見せを楽しむスタイリングやミニスカートの提案は継続しているが、Y2Kトレンドのようなカジュアルさはなくなった。「ステラ マッカートニー(STELLA MCCARTNEY)」のようにスパンコールトップスなどとの組み合わせでぐっと大人っぽくメリハリを利かせるスタイリングに注目している。
「サカイ(SACAI)」や「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」のテーラードジャケットの着こなしも新鮮だ。定番アイテムだが、今季はそれをいかにモードに着こなすかがポイントになる。オリジナルでも仕入れアイテムと合わせられるジャケットを拡充する。
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