ファッション
連載 SNSトレンドに、業界は「どうする」? 第38回

Vol.38 新ステマ規制を前に改めてインフルエンサーとの関係性を考える【SNSトレンドに、業界は「どうする」?】

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 「WWDJAPAN」のソーシャルエディターは毎日、TwitterやFacebook、Instagram、そしてTikTokをパトロールして、バズった投稿や炎上、注目のトレンドをキャッチしている。この連載では、ソーシャルエディターが気になるSNSトレンドを投げかけ、業界をパトロールする記者とディスカッション。業界を動かす“かもしれない”SNSトレンドの影響力や、投稿がバズったり炎上してしまったりに至った背景を探る。今、SNSでは何が起こっているのか?そして、どう向き合うべきなのか?日々のコミュニケーションのヒントにしたい。今回も10月に始まるステルスマーケティングの新規制を考える。

Vol.37 10月施工の新ステマ規制を前に、改めてSNSマーケティングを考える【SNSトレンドに、業界は「どうする」?】

> Vol.37 10月施工の新ステマ規制を前に、改めてSNSマーケティングを考える【SNSトレンドに、業界は「どうする」?】

ソーシャルデスク浅野:前回は10月に新たに施行されるステルスマーケティングの規制について議論しましたが、ビューティ系商材は特に影響が大きそうですね。一般消費者や企業の動向などを日々リサーチしていますが、そもそも「PR表記ってそんなに悪いものなのか?」と感じます。PR表記=「インフルエンサーが金儲けをしている」「忖度して、良い事しか言ってない」というネガティブなイメージが染み付いているからだと思いますが、最近はインフルエンサーも自身のブランディングに慎重です。特にフォロワーが多い人はよりシビア。となると、むしろPR表記ってとても誠実に商品を選び、発信している証拠なのでは?と思うんです。もともと美容系商材は薬機法なども厳しいので、専門知識を持ったインフルエンサー自身が啓発しているケースも増えています。皮肉にもこれまで規制の“グレー”をついたステマが横行してきたからこそ、PR表記付きの投稿は信頼できるレビューである、と消費者も気づき始めているかもしれません。
繰り返しになりますが、これから企業がするべきは「イケてるインフルエンサーとの協業」に尽きます。

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