ファッション
連載 エディターズレター:IN FASHION

アートに限りなく近いインテリアの力 「ミラノサローネ」が面白い【エディターズレター:IN FASHION】

有料会員限定記事
※この記事は2023年05月02日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

 先週お送りした「ラグジュアリーの展覧会」に関するレターに、読者の方から次のようなメッセージが届きました。

 「(ラグジュアリーの展示会には)一つのアンカーづくりみたいなものを感じる時があります。(彼らは)価値の多様化に本当に敏感に反応している。自分たちは何者?これから先どこへ向かうべきか?そんなことを自らに問いかけての回顧録のような気がしてならないのです」。

 「一つのアンカーづくり」。的を射た言葉ですね。アンカーとは「心の拠り所」と置き換えられ、元は船の錨の意味で、海や川の底にそれが突き刺さることで船は固定され、流されなくなります。リレーの最後の走者やニュースキャスターのように重要な役割を担う人を指すこともあります。展覧会が提示する価値が観る人やその後の社会に影響を与える、という意味で、それを「アンカー」と表現する。知的で絵心のある表現だと思います。

この続きを読むには…
残り1036⽂字, 画像1枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

ファッションの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

27メディアが登場、これが私たち自慢の“ナンバーワン”【WWDJAPAN BEAUTY付録:化粧品専門店サバイバル最前線】

11月25日発売号は、毎年恒例のメディア特集です。今年のテーマは "ナンバーワン"。出版社や新興メディアは昨今、ウェブサイトやSNSでスピーディーな情報発信をしたり、フェスやアワードなどのイベントを実施したり、自社クリエイティブやIPを用いてソリューション事業を行ったりなど、事業を多角化しています。そのような状況だからこそ、「この分野ならナンバーワン!」と言えるような核を持てているかが重要です。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。