ファッション

山好きが足しげく通うオーダーメイドのバックパック店 南アルプスの麓「ブルーパー バックパックス」

有料会員限定記事

南アルプスの麓、静岡・川根本町の「ブルーパー バックパックス(BLOOPER BACK PACKS)」はオーダーメイドのバックパック専門店だ。店主の植田徹さんが一つ一つハンドメイドするバックパックは、他にないデザインと確かな機能性で、過酷な山岳アドベンチャーレース出場者にも愛用者が多い。一般の愛好家の間にも評判が徐々に広まり、2〜3カ月の納品待ちが続いている。(この記事は「WWDJAPAN」5月8日号から転載・加筆しています)

バックパックは容量15~45Lをベースに、生地やファスナー、ベルト、ポケットなどをカスタマイズできる。価格は2万円から、フルカスタムで6万円程度だ。オンラインで注文も受けてはいるが、半数以上は店舗での受注という。植田さんは客の体形や背負い心地だけでなく、どんな山に、どんな目的で登るかまでヒアリングし、図面に反映する。一つ一つのパーツは全て植田さんが自作し組み立てる。製作できるバックパックは1日に2つが限度だ。ただ、「人を新しく雇ったりパーツを外注したりするつもりは全くない」という。「ビジネスを大きくしたいというビジョンがありません。こんな山奥に店を構え、一人粛々とザックを作り続ける。このこと自体が僕の“メッセージ”だからです」。

小さな工房で、ずっと作り続けたい

この続きを読むには…
残り850⽂字, 画像5枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

27メディアが登場、これが私たち自慢の“ナンバーワン”【WWDJAPAN BEAUTY付録:化粧品専門店サバイバル最前線】

11月25日発売号は、毎年恒例のメディア特集です。今年のテーマは "ナンバーワン"。出版社や新興メディアは昨今、ウェブサイトやSNSでスピーディーな情報発信をしたり、フェスやアワードなどのイベントを実施したり、自社クリエイティブやIPを用いてソリューション事業を行ったりなど、事業を多角化しています。そのような状況だからこそ、「この分野ならナンバーワン!」と言えるような核を持てているかが重要です。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。