「ワールド・オブ・フライト トーキョー・シブヤ」は「ジョーダン ブランド」の世界観を体現した空間デザインが目玉　連載「ミステリーショッパーが行く！」

百貨店からショッピングセンター、個店、ECまで、さまざまなショップを覆面調査員がリポートする連載「ミステリーショッパーが行く！」。今回は、「ジョーダン ブランド」が3月にオープンした旗艦店を調査。東京・原宿の明治通り沿いに位置し、店舗面積約650㎡の1フロア構成で、バスケットコートのセンターサークルをイメージした空間や、ブランドの世界観に浸るスペースなどを構え、シューズやアパレル、アクセサリーを並べる。（この記事はWWDジャパン2023年5月8日号からの抜粋です）

■今回の調査員
加賀美勉（56）
PROFILE：百貨店やコンサルティング会社を経て、現在は商業関連メーカーで販促プロモーションの開発にいそしむ。自称“プロの消費者”として百貨店をウオッチし続ける。革靴とワインを語り始めると止まらない

高瀬浩子（46）
PROFILE：百貨店でインポートブランドの販売、広報を経験後、インテリアパーツの輸入・販売代理店に勤務。出産を経験し、今は実務翻訳家として活動。買い物は、マッサージを超えた究極の癒し！と公言

^{調査日：加賀美調査員2023月4月13日（木）16:00～ 晴れ 18℃　高瀬調査員2023年4月22日（土）15：00～ 晴れ 15.7℃
ILUUSTRATION：ERI KOJIMA}

【環境・施設】

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加賀美：渋谷と原宿の中間で、いずれの駅からも徒歩10分弱。外観は白い壁とステンレス鋼材のエントランス、ロゴのみを配したシンプルなデザインです。ポップなファサードのショップが多い中で、ひときわ存在感を放ちます。

高瀬：入り口から店内へは、長い通路が続きます。壁は片面が鏡で、もう片面ではイメージ映像を放映します。

加賀美：幻想的で、店内への期待を高める素晴らしいアプローチでした。内装も秀逸で、グレーのモルタルの床に白い壁、什器はシルバーメタリック、要所で大理石を使い、上質なムードが漂います。

高瀬：奥にあるスニーカー売り場には、革のソファベンチを

置いたディスプレー兼レストスペースを用意。マイケル・ジョーダンの写真や、漫画「スラムダンク」とのコラボスニーカーも飾っています。