ヘアだけでなく、メイクアップもこなす美容師を“二刀流美容師”としてピックアップする連載企画。インスタグラムによる集客が主流となった今、ヘアスタイル投稿だけでなく、メイク投稿もできるとサロンユーザーの関心をより引き付けられるため、注目度が増している。第4回は「SHIMA SEVEN GINZA(シマ セブン ギンザ)」ディレクター&トップスタイリストの原涼香に、美容師がメイクもやることのメリットや、今夏に行いたいメイク提案などを聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2023年7月24日号付録「WWDBEAUTY」からの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)
WWDJAPAN(以下、WWD):メイクにはどのように取り組んでいる?
「SHIMA SEVEN GINZA」原涼香ディレクター(以下、原):雑誌などの撮影の際には、自分でメイクもするようにしている。日常的に行っているSNSでのヘアの打ち出しの際も、モデルさんを呼んだら自分でメイクをしている。撮影のときにはテーマを決め、それに基づいたイメージソースを集め、そこからインスピレーションを得てモデルに落とし込む。ヘア、メイク、ファッションのトータルで、テーマに沿った世界観を引き出すようにプロデュースしている。
1 / 1
WWD:メイクはいつから取り組み始めた?
原:以前からメイクが好きだった。美容学生の頃から、雑誌やSNSを見て新しいアイテムや流行りのメイクを探るのは日常で、デパートに行ったら1~2時間くらいは化粧品フロアを見て回っていた。「SHIMA」に入るためにブック(自分が手掛けたヘアメイク写真を集めた作品集)を作ったときも、ヘアだけでなくメイクも自分で施した。「SHIMA」に入社してからも、SNSやピンタレストでメイク関連をサーフィンしたり、海外の女の子、特に韓国の女の子が今どういうメイクをしているかを、常にチェックしたりしている。眉毛の太さ、アイシャドウやリップをどうしているかなど、ヘアと同じくらいの熱量でリサーチしている。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
購⼊済みの⽅、有料会員(定期購読者)の⽅は、ログインしてください。