「ミキモト(MIKIMOTO)」は今年、創業130周年を迎えた。それを記念し、スペシャルサイト「LOVE PEARLS」をスタートし、夏木マリや冨永愛など、同ブランドにゆかりのある7人のセレブリティーからの祝福のメッセージ動画を紹介。それぞれ、「ミキモト」との思い出やパールについて、お気に入りのアイテムなどについて語っている。7人のパールのスタイリングも見どころだ。
夏木は、「私は『ミキモト』のファン。日本人として誇りを、女性として自信を持たせてくれる、日本人でよかったと思う宝石」と述べている。冨永は、「パリに初めて行ったとき、ヴァンドーム広場に『ミキモト』のブティックがあるのを見て誇らしく思った。ファッションウイークでアジア人のモデルは一人くらいだったので、とても励みになった」とコメント。中川大志は、「雑誌の撮影で初めて『ミキモト』のパールをつけて、華やかさや上品さが増し、テンションが上がった。『ミキモト』のジュエリーと一緒にファッションを楽しみたい」と話した。
各セレブリティーの「ミキモト」のお気に入り
中国からは、俳優のディリラバ(Dilreba)とソン・ウェイロン(Song Wei Long)が、タイからは俳優のジェームズ・ジラユ(James Jirayu)がメッセージを寄せた。「“ミキモト エム コレクション”は眩しいほどの光で私の人生を輝かせてくれる」とディリラバ。ウェイロンは、「“パッショノワール”と“スプラッシュ コレクション”が気に入っている。着けるだけでクールにもロマンチックにもなる」と話した。“タリスマン グライド”のブレスレットがお気に入りというジラユは、「『ミキモト』のパールは日本の美を体現している」とコメントしている。
デザイナーのマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)も「ミキモト」のファン。さまざまなシーンでパールネックレスを纏うジェイコブスは、「世界で一番美しい真珠を思うとき、頭に浮かぶのは『ミキモト』。真珠の一連ネックレスは、幸運のお守りだ」と賛辞を寄せている。
エジソンも感嘆した真珠の養殖発明
創業者の御木本幸吉は1893年、世界で初めて真珠の養殖に成功。現在、市場で販売されているパールのほぼ100%は養殖によるものだが、発明王のトーマス・エジソン(Thomas Edison)は、「真珠の養殖発明は世界の驚異だ」と感嘆し、御木本へ手紙を寄せている。「ミキモト」は日本の宝飾品を代表する存在になり、1954年にマリリン・モンロー(Marilyn Monroe)がジョー・ディマジオ(Joe DiMaggio)とハネムーンで来日した際にディマジオが彼女に贈ったのが「ミキモト」のパールネックレスだった。今では、「コム デ ギャルソン(COMMES DES GARCON)」とのコラボレーションなどで、女性だけでなく男性もパールのネックレスを着用するようになった。