三越伊勢丹によると、来年には1600億円規模になると言われるメンズコスメ市場。昨年、メンズコスメティクス売り場を約2倍に拡大したという伊勢丹メンズでは、フレグランスの売り上げが約3倍(2020年比)になっているという。そこで、“自分らしい香水と出合う”をテーマに「香水夏市」を企画。300点以上のフレグランスを集結し、初心者にはファーストフレグランスを見つけてもらい、香りにこだわりのある男性には、フレグランスについて、より理解を深められるようなイベントにする。
これから夏本番。消費者の香りへの関心が高まり、フレグランス市場が盛り上がる時期だ。「香水夏市」では、伊勢丹メンズ初登場の4ブランドを含む11ブランド、300点以上のフレグランスをそろえる。参加ブランドは、イタリア発「アクア ディ パルマ(ACQUA DI PARMA)」やイギリス発の「ペンハリガン(PENHALIGON’S)」、フランス発の「セルジュ・ルタンス(SERGE LUTENS)」などのおなじみのブランドから人気の「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」の“レプリカ”まで、さまざま。米ロサンゼルスのラグジュアリースタイルを発信する「アポーシア(APOTHIA)」やスウェーデン人アーティストのヨハン・ベルゲリンが手掛ける「ナインティーンシックスティナイン(19-69)」、ビーガンフレグランスの「オブヴィアス(OBVIOUS)」などもある。
会期中は、香水を熟知したプロがおすすめの香りを紹介するほか、フレグランスの選び方や使い方、どのようなシーンで着けるかなど“香水のイロハ”を教えてくれる。 伊勢丹メンズは、“男性美容の聖地”、ひいては“メンズフレグランスの聖地”を目指し、さまざまなイベントを企画。パーソナルカウンセリングやオリジナルの香り作りのワークショップ、 カリグラフィーでボトルに名入れサービスなども行い、フレグランス初心者へも出合いや発見のきっかけを提供する。