「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」は、2024年春夏コレクションをパリで発表した。ショー会場周辺には、新たなシルエットの探究を続ける同ブランドの哲学に共鳴するように、裾がフープ状に広がったジャケットやスカートの着用者が見られた。定番である黒のルックが多い中で、中世の道化師に触発された23−24年秋冬コレクションのマルチカラーのハーレークインプリントも存在感を放っていた。どのゲストも、シルエットや色柄などのアヴァンギャルドなアイテムを、自分らしく楽しく着こなしていた。
足元は、国内で今年4月に発売された、「ナイキ(NIKE)」とのコラボレーションによるスニーカー、“ターミネーター ハイSP(Terminator High SP)”を筆頭に、スニーカーの着用率が高かった。愛するブランドの洋服を自由に着用する来場者の光景から、バッグに描かれたブランドのメッセージ“強い意思で自由に生きる(Live fee with strong will)”が浸透していることが伝わってきた。