拍手で始まったランウェイ。その後、その拍手はリズムを刻み、音楽を奏でだす。これは、スティーブ・ライヒの「クラッピング・ミュージック」。レッドカーペットの一幕を彷彿とさせる、という演出だ。
ファーストルックは前のウエスト部分に大きなリボンを施したショートドレス。その後もサイド、肩周りなどにリボンを施したロング&ショートのドレスが登場。アニマルプリントのアップリケも重要だ。クチュールの技術を駆使してカーペットのアップリケをレオパード、ゼブラ、ジラフの模様に施している。ピースによっては、作り上げるのに300時間を要したという。「レッドカーペットをドレスにするという、誰もチャレンジしたことのないアイデアを今回は形にした」とデザイナーの二人。