前半は、マスタードイエローや赤のラインをキーにした得意のクラシックプレッピー。ファーストルックのトスカーナウールとアルパカウールのダブルフェイスコートは、「トミー」らしいアメリカンガールを演出する。その後、カーキと赤のダークカラーのツートーンで用いたフェイクファーのダッフルコートやプルオーバー、シフォンと組み合わせたハイウエストのプリーツスカート、温かみのあるオフホワイトのシフォンワンピース、シェアードファーのキャメルコートなど、洗練された素材やアイテムを組み合わせたシックなスタイルも。後半は、スポーティー要素を随所にプラス。ブルゾンやスニーカーにヒントを得たレザーのワンピースや「30」のナンバリングを胸元につけたユニフォーム風ワンピース、光沢のあるべロアを内側にあしらったノンウォッシュデニムコート、ファーと組み合わせたデニムコートなど、アメリカンカジュアルを忘れないデザイナー、トミーらしいラインアップだ。
バックミュージックでは、デスティニーズ・チャイルドによる「ブーティリシャス」やアリーヤによる「トライ・アゲイン」、ミッシー・エリオットによる「ワーク・イット」といったアメリカを代表する女性シンガーの曲が流れ、ガールズパワーの底力に沸いた。