ゴールドウインが運営するラグビーウエアブランド「カンタベリー(CANTERBURY)」は、8月24日“ラグビーの日”に、東京・青山の直営店「カンタベリー 青山」をリニューアルオープンした。コアなラグビーファンから一般ユーザーまで幅広く取り込むため、タウンユースのアイテムも豊富にそろえる。
店内は左側を競技用売り場、右側を日常向けの売り場とした。競技用売り場にはユニホームやトレーニングウエアを並べて、ロッカーやスタジアムをイメージした無骨な什器を置く。日常向け売り場にはラガーシャツやコットンショーツなど日常で取り入れやすいカジュアルウエアを用意し、「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」とのコラボブレザーなども扱う。さらに、ブランドロゴを入れたタンブラーなど同店限定グッズもそろえ、ワッペンを熱圧着させるカスタマイズコーナーも設ける。
同店は秩父宮ラグビー場のすぐそばに位置する。これまでコアなラグビーファンがメインターゲットだったが、リニューアルを機に幅広いユーザーにブランドを訴求する。石塚正行カンタベリー事業部長は「今年はラグビーワールドカップが開催され、競技への注目も高まる。ラグビーに興味を持ってくれた方たちに、競技とブランドの面白さを伝える場所になってほしい」と期待を込める。ほかにも「競技にまつわるストーリーを伝える」役割もあると言い、例えばラグビーでは試合後に、「選手たちがポロシャツの上からブレザーを羽織り、そのまま食事に行く“アフターマッチファンクション”という習慣がある。この店でブレザーを提案するのもその背景があるから。こういったラグビーの背景を知ってもらえたら」と加えた。