再販という企画が生まれたきっかけは、「衣服だけでなく、ジュエリーもリサイクルできるということを消費者に働きかけたい」という思いから。サステナビリティは、「カレワラ」のブランドバリューの中核をなすもので、ジュエリーのセカンドハンドビジネスの先駆者的存在を目指している。同ブランドのジュエリーは高品質でタイムレスなデザインなので、世代を超えて長く愛用できるという。
修理やメンテナンスでセカンドハンドに輝きを
“プレラブド”コレクションのアイテムは郵送または、「カレワラ」の店舗に持ち込むと、オンラインショップや直営店で使用できるギフトカードが提供される。ギフトカードの価格は、価格リストで事前に確認が可能。再販価格やギフトカードの価格は、素材やジュエリーのサイズに基づいて変動する。「カレワラ」のジュエリーであれば、壊れていても、オリジナルの箱や保証書がなくても持ち込むことができ、金細工職人により修理やメンテナンスが行われる。どうしても修理できない場合は、リサイクルするそうだ。現在、“プレラブド”コレクションを展開しているのはフィンランドだけで、それが占める売り上げの割合は15%。今後は、国外での展開も視野に入れ、25年までには25%を目指すという。
キルシ・パーッカリ=カレワラ最高経営責任者は、「『カレワラ』は、使い捨て文化に反対し、世代から世代へと受け継がれるジュエリーをつくることを目指している。われわれの成長戦略の一部としてプレラブド“コレクションが大きな役割を担っている」とコメントしている。