「モンマルトル ニューヨーク(MONTMARTRE NEW YORK)」は、現代美術家の横尾忠則とコラボしたストールを発売した。横尾忠則オンラインストア、「モンマルトル ニューヨーク」公式サイトで販売し、12月3日まで東京国立博物館で開催する“横尾忠則 寒山百得展”の特設ショップでも取り扱う。
デザインは、赤や黄色、水色などポップなカラーを基調に、口や目などのモチーフが繰り返し反復されたアイキャッチングなグラフィティーをあしらう。横尾氏の独特のセンスに「モンマルトル ニューヨーク」のスピリッツを反映した存在感あるアイテムに仕上げた。
八木佑樹「モンマルトル ニューヨーク」デザイナーは、2000年にニューヨーク現代美術館を訪れたとき横尾忠則氏の作品と出合った。目を引く印象的なカラーリングと独創的なグラフィックのレイアウトに衝撃を受けデザインに魅力を感じ、デザイナーとしての道を歩むことに決めたという。今回のコラボレーションはそんな八木のラブコールにより実現した。
「今、この瞬間を迎えられたこと、私のインスピレーション源となった横尾忠則氏のアートを称えるコラボレーションを実現できたことを本当に嬉しく思います。アートとデザインの融合により、横尾氏の唯一無二のクリエーションに新たな生命を吹き込み、皆様の心に響くことを願っています」とコメントした。
横尾忠則は1936年、兵庫県生まれの美術家。72年ニューヨーク近代美術館で個展を開催。その後もパリ、ヴェネツィア、サンパウロなど各国のビエンナーレに出品し、ステデリック美術館(アムステルダム)、カルティエ財団現代美術館(パリ)、ロシア国立東洋美術館(モスクワ)など世界各国の美術館で個展を開催。また、東京現代美術館、京都国立近代美術館、金沢21世紀美術館、国立国際美術館など国内でも個展を開く。95年に毎日芸術賞を受賞した後、旭日小綬章、朝日賞、高松宮殿下記念世界文化賞、令和2年度東京都名誉都民顕彰、2023年には日本芸術院会員に任命される。著書に小説「ぶるうらんど」(泉鏡花文学賞)「言葉を離れる』(講談社エッセイ賞)、小説「原郷の森」のほか多数の作品を手掛ける。