「アルビオン(ALBION)」は、2014年3月期連結決算を発表した。売上高は、対前年比110.4%の487億8040万円、営業利益が同172.6%の65億5500万円、純利益が同280.7%の37億3300万円と大幅増収増益だった。
部門別では、営業本部が同112.5%。アルビオンが同115. 2%、イグニスが同103%、エレガンスが同100. 6%と各ブランドの売り上げが好調で、「7年ぶりに目標を達成した」(水口理・営業本部 推販部 統括部長)。国際事業本部は同103.4%で、ポール&ジョーが同105.3%、レ・メルヴェイユーズ ラデュレが同176.6 %、アナスイが同98.1%だった。「14年度は、各ブランドが展開店舗の中で売り上げ上位ベスト10に入るように存在感を強めていく」(小林勇介・国際事業本部 取締役本部長)。
販路別では、専門店が同113.2 %、百貨店が同120.9%。専門店は67店舗が年商1億円を達成(前年から22店舗増)。そのうち3億円達成店が1店舗、2億円が4店舗だった。「目標の年商1億円100店舗が射程内に入った」(水口統括部長)と得意とする美容活動に注力するなどして早期に達成する予定だ。
「13年度は、『エクラフチュール』を始め新製品が好調だった一方で、乳液や化粧水などの定番品も売り上げを押し上げた。これらが寄与し、全ての営業担当者が目標を達成した」と小林章一・社長。14年度もシワに着目した単品訴求型の製品や新テクスチャーのファンデーションなどを販売し、売り上げ拡大を図っていく。