ニューヨーク発−コスメ専門店を展開する米ウルタの5月4日終了の2013年度第1四半期決算は、増収増益だった。売上高は対前年同期比122.9%の5億8270万ドル(約547億7380万円)、利益は同120%の4180万ドル(約39億2920万円)だった。既存店ベースでは同106.7%。ECサイトの強化が奏功した。
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デニス・エック=ウルタ最高経営責任者(CEO)は、「今後、ウルタ成長の柱となるのは、出店加速とプレステージブランドの取り扱い強化。第1四半期だけでアメリカでは28店舗を出店。今年度中に125店舗の新規出店を予定している。プレステージブランドに関しては、今期新たに8店舗でクリニークを導入し、現在は51店舗で扱う。ランコムも同様に取り扱い店舗を増やしていく」とコメント。ECサイトについては「売り上げは、同170%の勢いで伸びている。今秋リニューアルし、さらに強化していく」。なお、エックCEOは、2月に退任したチャンク・ルビン=前CEOの後任を探すまでの暫定人事で、同社は引き続き新CEOを探しているところだ。