「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は、2024年春夏コレクションをミラノで9月23日(現地時間)に発表した。コレクションは、“動きの中のクラフト(Craft in Motion)”をテーマに、巧みな技術を駆使してドラマチックに躍動するウエアを提案。来場したゲストにも、マチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)=クリエイティブ・ディレクターの美学が徐々に浸透しているようだ。
会場には、美術工芸品のようなウエアをまとう来場者が会場を彩った。内側がシグニチャーの編み込み“イントレチャート”で、表にフリンジがあしらわれたロングコートだったり、ファーとレザーのフリンジを組み合わせて有機的なモチーフを描いたアウターだったり。重厚なレザーのウエアを、軽やかな面持ちで着用するプロ意識の高いセレブリティーも印象的だ。シューズとバッグのアクセサリーにも、“イントレチャート”を生かしたクラフト感溢れるデザインが目立った。韓国ドラマ「梨泰院クラス」の主演女優キム・ダミは、装飾のないシンプルなレザーのセットアップを身に着け、自信初となるミラノでのランウエイショーを満喫していた。