竹工芸作家の安部仁美は10月6日〜15日、初となる個展をギャラリーエスケーパーズで開催する。室町時代から伝わる伝統的な竹工芸の技法にモダンな感性を混ぜ、実際に使うことのできるアートピースを作り出している。
本展では、画廊名でもある“エスケーパーズ”(ESCAPERS)をテーマに伝統技法と竹という素材の制約をリスペクトしながらも、あるべき形から離れ自由に捉えた作品に挑んだ。日常と非日常の間にある自由なものや余白を楽しむ作品たちが並ぶ。
安部仁美は竹工芸作家。大分県生まれ。女子美術大学の生活デザイン専攻で染職を学ぶ。パリの「メゾン マルタン マルジェラ」(現「メゾン マルジェラ」)の旗艦店立ち上げメンバーとしてチームに参加。大分県竹工芸訓練支援センターで竹工芸を学んだ後、竹工芸作家の藤原満喜に学ぶ。現在、大分県日出町のアトリエで制作を続ける。
■安部仁美展
期間:10月6日〜15日 ※休廊日 火・水
時間:平日 13:00〜19:00/土日祝 11:00〜18:00
場所:ギャラリー・エスケーパーズ
住所:東京都渋谷区神宮前5-3-3