ファッション

資生堂のマーケティング改革第2弾が始動。新世代「エリクシール」が10月に誕生

 2014年度から資生堂の社長に就任した魚谷雅彦・社長が推進するマーケティング改革の第2弾がこのたび発表された。同社の主力スキンケアブランド「エリクシール(ELIXIR)」が10月21日、最新のコラーゲン研究を結集したエイジングブランドとして新たに生まれ変わって登場する。

 発売に先駆けて7月18日、都内でメディア向けの発表会が開かれた。第1弾のSHISEIDO「アルティミューン」の発表時と同じく魚谷社長自ら登壇し、今後推進するマーケティング戦略とともに、新世代エリクシールへの意気込みを述べた。魚谷社長は、「企画・開発から店頭まで、一気通貫でブランド価値を高めるための仕組みを構築する。これまでの技術依存型ではなく、お客さまのニーズを捉えた顧客価値創造型への転換を図る」と語り、ブランドマネジメント制の導入、ブランド別収益の可視化、マーケティング人材の育成・採用など、マーケティング実行力強化のための施策を明かした。

 新世代エリクシールについても、ブランドマネージャーがすべてを統括し、企画部門から販売の第一線まで一体となった市場導入プロセスを採用。本社の内勤社員も含めた全社員を3日間、新エリクシール発売に合わせ売り場変更のため店頭に派遣する施策や、400万人サンプリングキャンペーン、全国8大都市でのブランド体感イベントなどを行なう「ICHIGAN(イチガン)」プロジェクト」を7月から始動する。

 こうした取り組みにより、2013年度280億円の売上高に対し、20年度には500億円を超す国内スキンケアシェアN0.1ブランドへの成長を目指す。

■資生堂「エリクシール シュペリエル リフトモイスト ローション W」(各170mL、全3種)

■同「エリクシール シュペリエル リフトモイスト エマルジョン W」(�T・�U各130mL、�V45g)

■同「エリクシール シュペリエル デーケアレボリューション W」(35mL)

※価格は全てノープリントプライス。ローションとエマルジョンには詰め替え用とミニサイズもある

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