コティは8月、歌手のケイティ・ペリーがプロデュースする3作目のフレグランス「キラー クイーン」を発売する。敬愛するフレディ・マーキュリーが作曲したクイーンの楽曲「キラー クイーン」へのオマージュを込めたという新作は、フレッシュなイメージの前作に比べ、パワフルでエッジー、そして洗練された香りに仕上がっているという。ペリーは「15才でフレディの『キラー・クイーン』を聞いた時の衝撃は今でも忘れない。楽曲に登場する女性はパワフルで、空間に一歩足を踏み入れると、そこにいる人たち全員を魅了するような女性。私は音楽を通じて、そんな女性になりたいと思っている」と香りへのこだわりを語った。
フレーバーはベリー、プラム、ベルガモットのトップから、ジャスミン、プルメリアのフラワリーノートを経て、パチュリやプラリネのスイートなダウンノートへ変化する。オーデパルファムは3.4オンスが59ドル99セント(約6000円)。アメリカでは8月、百貨店と化粧品専門店約3000店舗で発売し、グローバルでは50ヵ国以上、2万店舗以上で販売する。業界関係者は初年度小売り売上高を8000万ドル(約80億円)と見込む。現在の製造販売元であるコティは、2009年にケイティとライセンス契約を提携。販路について、ケイティは「コティと契約する以前に発売した1作目の香水は取り扱い店舗が少なく、入手できないファンも多くて申し訳なかった。しかし新作は、より多くの人たちが手にできると思う」とコメントした。