コーセーは、2013年3月期の第3四半期決算を発表した。連結売上高は、全ての事業セグメントで前年を上回り、対前年同期比102%の1272 億9900万円となった。引き続き積極的な広告宣伝・販売促進活動を展開したことによる販売費の増加などにより、営業利益は同91.3%の87億7600万円、経常利益は106.3%の100 億900万円、純利益は148.2%の49 億6400万円となった。連結売上高に占める海外売り上げの割合は、11.1%。
化粧品事業の売上高は、同101.6%の950 億9800万円となり、営業利益は82.5%の90 億2000万円だった。ハイプレステージ領域の「コスメデコルテ」が堅調に推移した他、プレステージ領域の主力ブランド「雪肌精」や「エスプリーク」が好調を維持した。加えて、チャネル専用ブランドの「インフィニティ」「プレディア」の売り上げが大きく伸長した。
コスメタリー事業は、コーセーコスメポートから販売する季節製品や高付加価値ヘアブランド「スティーブンノルコレクション」がけん引し、売上高は同102.6%の308 億4400万円、営業利益は同183.4%の19億3900万円だった。その他の事業は、相手先ブランド製品に関する受託高などが増加し、売上高は同124.7%の13億5700万円、営業利益は同124%の5億4300万円となった。
13年3月期通期の連結予想は、売上高で同102.7%の1710 億円、営業利益で105%の120 億円、経常利益で103.5%の122 億円、純利益で133.4%の67億円。