プロフェッショナル プロダクツメーカーのミルボンは、10月22日から11月12日の期間、全国4 都市で「デザイナーズ・アビリティ」を開催している。これは、ヘアデザイナーの能力向上をサポートする、業界最大規模の教育イベント。10月22日に大阪で行なわれ、続いて23日には東京、29日に名古屋で行われた。最後は、11月12日に福岡で行なわれる。
同イベントは、デザイン力だけでなく「コミュニケーション能力」にも焦点を当てている点がユニークだ。参加するヘアデザイナーはまず、カスタマーモデルを用意。モデルの要望(悩みや「どう見られたいか」という希望)や自らの提案内容などを、事前に「コミュニケーションシート」に記入する。当日は、記入した内容に沿って、ギャラリー(観客)の前でモデルのヘアをデザインメイキングする。一方、ギャラリーはデザイナーに対し、コミュニケーションシートの内容や根拠について質問し、デザイナーはそれに答える。デザイナーとギャラリーが交流し、互いに刺激し合いながら、サロンワークのヒントを見つけ出すことが目的だ。